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ピストルズやクラッシュの遥か前の1969年に既にパンクをやっていたバンド、それがMC5である。(自動車産業の中心地、デトロイト出身なのでMOTOR CITY 5という意味である)当時としては珍しい、政治色の強いバンドとしても知られている。その、下手だけどやたら速くて元気のいい演奏方法や、放送禁止用語の連発はパンクそのものであり、聴く度に「俺もなにかせねば」という衝動に駆られる。 興味深いのは、連中の楽曲は表現としてはパンクだが、曲調がブルースなのである。2枚目のアルバムではリトル・リチャードもカバーしている。ブルース進行の曲をとにかく速く、うるさく、出鱈目に演奏し、その上に歌とも絶叫とも判別つかないボーカルをかぶせる、というスタイルである。勿論それはジョン・スペンサーの様に、巧みに構築されたブルース・ロックとは全く異質なものであって、ただ単にブルースを解体してそのままという印象を受ける。だからこそ何度も言うけど、パンクなんだよ!
★写真はアルバム"Back In the USA"のインナー写真で、これはプライマル・スクリームも”Rocks”のジャケットでパクっていた。
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